やっと終わった
「はじめの一歩」を代表とする
日本の漫画の大御所
森川ジョージさんのこの言葉で、
「あ、これでこの兼近さんの一件は終わったんだ。」
と、自分のなかではっきりと実感が持てた。
森川さんの言葉のあと、
兼近さんの目が光って、天を仰ぐ姿も
まさに、ドラマのエンディングのように美しく、
ここで、この物語が終わったんだ、と思えた。
見たあと、しばらくはその余韻というか、
エンディングロールを見ているかのような
時間が自分のなかで続いた。
よかった。
やっと終わった。
でも、世の中が落ち着いて
みんなが忘れていっても、
彼のなかでの戦いは続く。
私は、彼の知らないところで
応援するだけ。
届いてることを
祈るだけ。