ノアモのEXIT入門

EXIT兼近さんを応援するブログ(りんたろーさんも時々応援するよ)

笑いのある世界に生まれたということ

この世界の終わりを見守るしかないような現代を、それでも生まれて命をもらった人間として生きてゆくには、笑いというものが必要なんだということを、あらためて自覚させられた。

きっと昔は、笑う場が身近にあって、それがお祭りだったり、地域の行事で集まったあとの打ち上げだったり、大家族での会話の中に笑いがあったわけだけど、今は、家族は共働きで家に帰っても誰もいない、地域の祭りや行事もなくなりつつあるし、自然と笑う場所が身近からなくなっていった。

それでも人には、明日を生きるために笑いが必要だから、テレビでもネットでもお笑いの需要が増えて、今後ますますお笑い芸人の活躍が期待されるよね。

また戦争は繰り返し、自分たちの利益のためになら地球が壊れていくことも構わない人たち、表面では国民のためと言いながら私利私欲しか考えない政治家の人たちを前にしたとき、私たちはあまりにも小さく、なす術もないと肩を落とす。そんな時にひとすじの光を灯してくれるのが笑いだったりする。
漫才やコントという場で、お笑いという巧みな技術で言葉を扱い、素人には出来ないギリギリのラインで私たちの代わりに代弁し風刺し、笑いを誘う。

兼近さんはそういったことに秀でていて、アベプラで政界の大御所相手に驚くような返しで真を突き、予想外の返しにぐうの音も出ない姿を見たときは痛快だったな。

そんな兼近さんのお笑い芸人としてのセンスと地頭の良さに、中野信子さんも魅力を感じて研究対象とされたんだと思います(笑)

この本には「お笑いの範囲を拡張し、やや逸脱もしながら、「困難で不確実な状況を生き延びるためのスキルを兼近さんに学ぶ」という裏テーマが隠されている」と本書にありますが、中野さんの脳科学の知識を取り入れながら「笑い」について、兼近大樹について学べるという、大変知的好奇心をくすぐる一冊でした♡

まだ読んでない方は是非!!